即決/送無 Fidelity Research フィデリティリサーチ FRT-4 FR独自=ドーナツ型/トロイダルトランス=インピーダンス毎に4機搭載 筐体2重構造

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商品情報

ご覧いただき、ありがとうございます。Fidelity Research フィデリティリサーチ FRT-4 FR独自のドーナツ型/リング形トロイダル トランスインピーダンス毎に4機搭載 筐体は鋼鉄とアルミ合金の2重構造 の出品でございます。底面のゴム足は、純正の物はとても小さく、とても機能しているとは言い難いですし加えて経年での劣化が避けられませんので、本機に合致するレッグをようやく探し当てて装着し直しております。コピーでよろしければ、取説をお付け致します。当オークションで大人気の MC昇圧トランスで、FR 独自のドーナツ型/円断面の リングコアのトランスを様々なカートリッジのインピーダンスに完全に合致させるために、なんと4機も搭載した、たいへん贅沢な機種でございます。通常は一個のトランスで幾つものインピーダンスに適合させているのは通例で、トランスのコアに巻かれているコイルに幾つかタップを立てて、そこから想定している昇圧比が得られる地点で中継していることから考えますと4通りのインピーダンスに適合させるために、それぞれ4つのトランスを搭載して対応している様は創業者の池田勇氏の、高貴な理想主義的な思想の元に設計された稀有な存在感を放っております。3Ω / 10Ω / 30Ω / 100Ω と、それぞれに負荷モード別のトランスが個別に用意されていることですべてのMCカートリッジに正確な電気的整合が得られたと、当時の資料には記されておりました。同社の空芯MCカートリッジと一脈通ずる、とても晴れ晴れとして歪み感が感じられない透明感溢れる、極めて明瞭で清らかな音でございます。特筆すべきは、清々しく透明感溢れる音質の FR社の昇圧トランスの中でも、なぜかこの機種は 極めて高音域が伸び切っており当方の個人的な見解ですが、その爽快でワイドレンジな性格は 同社中でピカ一と感じる次第でございます。その後の機種は、トランスのコア材が微妙に?変更されたことが、その要因であろうかと存じます。昨今、アナログレコードが脚光を浴びており、嘗てのようにオーディオの王道としてスポットライトが当たることは喜ばしい限りでございますが、この分野は相当に難解で険しいが故にあくまでも趣味の範疇でございますので、にわかファンが手に負えずに、さじを投げるといったような一過性のブームで終わってほしくないと切に願う次第でございます。MCカートリッジや それに付随する 昇圧トランスなども、そのブームに乗っかって往年の銘機達の性能に注目が集まる中、それらに対する「消磁」にフォーカスした製品が幾つか登場していることは、注目に値することと感じておりました。その手法を施工すると確かに効果は感じられますが、各社での製品毎に優劣があるとというかすなわち 決定版がないようにも感じておりましたが、かねてからの念願であった技法がようやく実現となりました。採用したのは、高音質レーベルとして世界的に著名な米国の シェフィールド・ラボ社 が嘗て発表していた「Magnetic Domain Matrix Signals」=磁気歪みを追放する 9種の消磁信号を活用することで昇圧トランスの中枢をなすコア(導線の巻枠)の不要な帯磁を中性化する措置を施しました。昇圧トランスを破壊することがないように、フォノレベルまでゲインを適正化するとともにレコード盤に刻まれた イコライジング・カーブ=逆 RIAA に酷似する周波数特性を保有させることで悪影響やストレスも与えず、しかも最大限の消磁作用を得ることになりました。9種の消磁信号は、周波数域を分割しつつ、それぞれ異なる信号のスペクトラムによって可聴域の全般にわたり、トータル的に消磁を施してくれますし、処置をした機器は 蘇生したといっても過言ではないレベルの著しい音質向上効果が得られましたので、当方出品のMC昇圧トランスに、全面的に採用していく所存でございます。他所では 絶対に得られない 大きな音質的 特典として、お見知り置きいただきたいと存じます。*)本品は、負荷モードに適合するトランスを 4機も個別に搭載しているので、下記の述べている「消磁工程」を それぞれ インピーダンス毎に施工しているため、とても時間と手間が掛かりましたが、満足行く結果が得られたと感じました。Fidelityresearch (FR)は、当時 MMカートリッジで高名なグレースのブランドで知られる品川無線の工場長であった池田 勇氏が、品川無線を退社した その翌年=1964年に創業したアナログ関連の専業メーカーでありました。創業した翌年の1965年に処女作である FR-1 がデビュー。その内容が 磁性枠にコイルを巻いたカートリッジより 出力電圧が著しく低く鳴らすのに手こずる、よりハードルの高い空芯コイル型であったことには驚かされます。ましてや、この時代は昇圧手段が充足しておりませんでしたので、なおのことでございます。放送局用としてはOrtofon SPU や Denon DL-103 が存在しておりましたが、コンシューマー用として市販されたMCカートリッジとしてはDL-103が 1970年とされておりますので、それよりも何年も早かったということになります。当時はMMカートリッジしか選択肢がなかった一般のオーディオファンたちから、「MCカートリッジとはなんぞや」と注目されたと聞いております。自宅からスタートした小さな会社でしたが、その潔い思想と他にはない特徴を具現化した製品群に徐々に指示が集まり同社の空芯MCの集大成=FR-7 シリーズや オールステンレス製のトーンアーム=FR-64S/66S などは当オークションでも大人気であります。順調に拡大していったのも束の間、1982年に CDプレイヤーが市販されるようになってから、急速にレコード盤からCDへと主役が入れ替わり同社が経営難に陥っていったことは想像に難くなく、創業者である池田氏は 1984年に FRを去ることになりました。徹頭徹尾、空芯型のMCに拘っていた同社のアイデンティティーは揺らいでしまい、それ以降に発売されたMCは他に追従するような 俗にオルトフォン型と呼ばれる鉄芯型のMCになってしまうなど、迷走していき遂に1980年代後期に廃業となってしまいました。人間という生き物は苦しくなってくると、前言を翻すことなど厭わなくなり言ってることと行っていることの辻褄が合わなくなってきますが、営利企業ともなれば綺麗事では済まされないのは理解できるにしても、顧客をないがしろにする姿勢は、結局 見透かされるということでございます。当の池田勇氏は 退社した翌年に IKEDA Sound Labs を設立し、世界中のハイエンドオーディオファイルから歓迎され2010年には、健康的な理由から 相談役に退き、石山克昭氏(アイテイ工業)に継承することとなり、譲渡されました。2018年に永眠。享年87歳。現在でも このIKEDAブランドは健在で、氏も草葉の陰から見守っていることと思います。空芯型のMCカートリッジに拘っていた同社が、昇圧トランスを発売したのは、FR-1の登場から翌々年に発売。初めてトロイダル巻きトランスという概念をオーディオ界に持ち込んだ記念すべき作品=FRT-3であります。一度だけ、乾電池で動作させる ヘッドアンプを登場させたことはありましたが、その後は トランス オンリーでございました。以来、トロイダル巻きの昇圧トランスを採用し続けたのは、他にはない優位性があったと確信していたのだと思います。資料によれば、ヒステリシス カーブやバルクハウゼン効果に起因する歪みや雑音成分を根絶すべく、これしかないと判断したようでございます。FR独自の完全なるリングコアを採用、EI型トランスに代表される組み合わせ型とは異なる一体成形型でなおかつ角ばった箇所のない理想的なドーナツ型/円断面の形状であることなどが特徴的です。材質は最良のマテリアルとされる 新種のパーマロイ。米国に特注したとされるトランス 巻線機でコアを完全に覆うように何千回と極細線を巻くことにより閉磁路が形成されて、漏洩磁束が極小な 格段に高効率な高性能トランスが完成したとあります。シャシは鋼鉄とアルミ合金の二重構造で、シールドと堅牢性を兼ね備えた、とてもよく考えられた造りです。筐体への搭載方法を観察しますと、メガネ型の金具を使い、トランスが上面/下面に接しない、宙に浮くように両方の側面に固定するなど、実に巧妙な手法を採用することで、振動に対する考慮も十分に検討されている印象でございます。内部の画像を掲載しましたので、ご参照くださいませ。使用に伴うキズやスレなどがありますが、目立つようなダメージは見当たりませんでした。他に見落としがあるかもしれませんので、画像を最大限に掲載いたしましたので、ご参照ください。外観の判断は個人差もありますし、受ける印象も様々だと思いますので細部まで気になさる方は、恐れ入りますが 入札をお控えくださいませ。中古のオーディオ製品という観点からのご検討をお願い申し上げます。実に様々な方々がいらっしゃいますことから、誠に恐縮ですが原則 ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルでお願いしたいと思います。発送は ヤフネコ宅急便にて、全国送料無料 でお届け致します。なお、評価を希望されない方もいらっしゃいますことから当方への評価を頂きました方に、折り返し 送信しております。評価不要の方は、当方への評価も不要でございますどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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